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IR情報 有価証券報告書 | 宝ホールディングス株式会社

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(1)

 

第105期

平成27年4月1日

平成28年3月31日

 

有価証券報告書

宝ホールディングス株式会社

(2)

目次

    頁

表紙    

第一部 企業情報 ……… 1

第1 企業の概況 ……… 1

1. 主要な経営指標等の推移 ……… 1

2. 沿革 ……… 3

3. 事業の内容 ……… 4

4. 関係会社の状況 ……… 6

5. 従業員の状況 ……… 7

第2 事業の状況 ……… 8

1. 業績等の概要 ……… 8

2. 生産、受注及び販売の状況 ……… 11

3. 対処すべき課題 ……… 13

4. 事業等のリスク ……… 23

5. 経営上の重要な契約等 ……… 26

6. 研究開発活動 ……… 26

7. 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 27

第3 設備の状況 ……… 30

1. 設備投資等の概要 ……… 30

2. 主要な設備の状況 ……… 30

3. 設備の新設、除却等の計画 ……… 31

第4 提出会社の状況 ……… 32

1. 株式等の状況 ……… 32

2. 自己株式の取得等の状況 ……… 34

3. 配当政策 ……… 35

4. 株価の推移 ……… 35

5. 役員の状況 ……… 36

6. コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 38

第5 経理の状況 ……… 47

1. 連結財務諸表等 ……… 48

2. 財務諸表等 ……… 80

第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 90

第7 提出会社の参考情報 ……… 91

1. 提出会社の親会社等の情報 ……… 91

2. その他の参考情報 ……… 91

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 92

     

[監査報告書]  

(3)

【表紙】

 

【提出書類】 有価証券報告書

【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項

【提出先】 関東財務局長

【提出日】 平成28年6月29日

【事業年度】 第105期(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

【会社名】 宝ホールディングス株式会社

【英訳名】 TAKARA HOLDINGS INC.

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 柿本 敏男

【本店の所在の場所】 京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町20番地

【電話番号】 (075)241局5134番

【事務連絡者氏名】 経理・シェアードサービス部長 三井 照明 【最寄りの連絡場所】 京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町20番地

【電話番号】 (075)241局5134番

【事務連絡者氏名】 経理・シェアードサービス部長 三井 照明 【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所

(4)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

回次 第101期 第102期 第103期 第104期 第105期 決算年月 平成24年3月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 売上高 (百万円) 198,690 200,989 209,568 219,490 225,364 経常利益 (百万円) 9,617 9,296 9,909 11,827 12,840 親会社株主に帰属する当期

純利益

(百万円) 3,995 4,687 10,280 5,706 7,055 包括利益 (百万円) 3,577 10,158 25,851 13,806 2,111 純資産額 (百万円) 107,659 114,318 146,422 158,404 156,148 総資産額 (百万円) 197,437 207,586 238,577 264,438 253,253 1株当たり純資産額 (円) 461.41 493.14 603.44 655.60 647.97 1株当たり当期純利益金額 (円) 19.32 23.01 50.83 28.36 35.06 潜在株式調整後1株当たり

当期純利益金額

(円) - 22.99 50.81 - -

自己資本比率 (%) 48.0 48.2 50.9 49.9 51.5

自己資本利益率 (%) 4.2 4.8 9.3 4.5 5.4

株価収益率 (倍) 29.1 34.3 15.5 30.7 26.4 営業活動による

キャッシュ・フロー

(百万円) 9,013 7,967 7,233 9,545 10,373 投資活動による

キャッシュ・フロー

(百万円) △4,779 △3,672 △12,254 △10,253 △10,864 財務活動による

キャッシュ・フロー

(百万円) △3,265 1,229 2,562 6,819 △9,482 現金及び現金同等物の期末

残高

(百万円) 29,165 35,287 34,608 42,749 32,536 従業員数

(人)

3,384 3,465 3,631 3,697 3,780 [外、平均臨時雇用者数] [272] [261] [253] [219] [202] (注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、当連結会計年度よ り、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。

3.第104期以降の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載してお りません。

(5)

(2)提出会社の経営指標等

回次 第101期 第102期 第103期 第104期 第105期 決算年月 平成24年3月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 営業収益 (百万円) 3,560 4,025 3,631 2,179 3,490 経常利益 (百万円) 2,646 2,723 2,424 1,168 762 当期純利益 (百万円) 1,750 2,629 8,654 1,036 670 資本金 (百万円) 13,226 13,226 13,226 13,226 13,226 発行済株式総数 (千株) 217,699 217,699 217,699 217,699 217,699 純資産額 (百万円) 74,471 75,417 82,055 83,831 80,118 総資産額 (百万円) 109,441 117,144 121,649 131,070 121,383 1株当たり純資産額 (円) 362.06 371.76 407.76 416.60 398.15 1株当たり配当額

(円)

9.00 9.00 11.00 10.00 12.00

(内1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-)

1株当たり当期純利益金額 (円) 8.45 12.89 42.79 5.15 3.33 潜在株式調整後1株当たり

当期純利益金額

(円) - - - - -

自己資本比率 (%) 68.0 64.4 67.5 64.0 66.0 自己資本利益率 (%) 2.3 3.5 11.0 1.2 0.8 株価収益率 (倍) 66.6 61.3 18.4 168.9 278.4 配当性向 (%) 106.5 69.8 25.7 194.2 360.4

従業員数 (人) 16 16 11 13 100

(注)1.営業収益には、消費税等は含まれておりません。 2.当社は中間配当制度を採用しておりません。

3.第105期の1株当たり配当額12円には、創立90周年記念配当1円を含んでおります。 4.第103期の1株当たり配当額11円には、特別配当2円を含んでおります。

(6)

2【沿革】

当社は大正14年9月に、江戸後期(天保年間)以降京都伏見の地で酒造業を営む四方合名会社を発展的に改組して設 立されたものであります。その後同業他社を吸収合併し、あるいは工場の買収を行いつつ事業規模を拡大してまいりま した。平成14年4月には宝酒造株式会社、タカラバイオ株式会社を分割し、当社は持株会社に移行いたしました。以下 の年譜は、平成14年3月以前は旧寳酒造株式会社およびその企業集団の沿革であり、平成14年4月以後は宝ホールディ ングス株式会社およびその企業集団の沿革であります。

大正14年 9月 現京都市伏見区竹中町609番地に、酒類、酒精、清涼飲料水、医薬用品、調味料等の製造および 販売を主たる目的として、寳酒造株式会社を設立。四方合名会社を吸収合併し、伏見、木崎 (昭和13年3月東亜酒精興業株式会社へ譲渡)の二工場とする。

昭和 4年 6月 大正製酒株式会社を吸収合併、王子工場(昭和39年5月松戸工場に統合)とする。 22年 6月 大黒葡萄酒株式会社より白河工場(平成15年3月廃止)を買収。

22年 9月 日本酒精株式会社を吸収合併、木崎、楠、防府(平成7年3月廃止)の三工場とする。 24年 5月 東京、大阪(平成25年7月に東証の市場に統合)、名古屋(平成15年3月上場廃止)各証券取

引所開設に伴い株式上場。

24年 7月 京都証券取引所(平成13年3月大証に吸収合併)に株式上場(その後札幌(平成15年3月上場 廃止)、新潟(平成12年3月東証に吸収合併)、広島(平成12年3月東証に吸収合併)、福岡 (平成15年3月上場廃止)の各証券取引所にも順次上場)。

27年10月 政府より専売アルコール工場の払下げを受け、高鍋(現・黒壁蔵)、島原の二工場とする。 27年11月 中央酒類株式会社を吸収合併、市川(昭和39年5月松戸工場に統合)、灘第一(平成7年11月

廃止)、鹿児島(昭和40年6月廃止)の三工場とする。 29年12月 摂津酒造株式会社より灘第二工場(現・白壁蔵)を買収。

32年 4月 木崎麦酒工場建設(昭和43年4月サッポロビール株式会社に譲渡)。 34年10月 札幌工場(平成15年3月廃止)建設。

37年 3月 京都麦酒工場建設(昭和42年7月麒麟麦酒株式会社に譲渡)。 39年 5月 市川・王子の両工場を統合し、松戸工場建設。

39年10月 摂津酒造株式会社、本辰酒造株式会社を吸収合併、大阪(昭和48年3月廃止)、長野(現・長 野蔵置場)の二工場とする。

45年 9月 滋賀県大津市に中央研究所設置。

57年 7月 米国カリフォルニア州所在のNUMANO SAKE CO.(現・TAKARA SAKE USA INC.)の株式取得、米国 本土での清酒製造を開始。

61年 2月 英国スコットランドにTHE TOMATIN DISTILLERY CO.LTDを設立、ウイスキーメーカー TOMATIN DISTILLERS PLC.の資産を買収し、スコッチウイスキーの製造開始。

平成 3年 4月 米国バーボンウイスキーメーカーAGE INTERNATIONAL,INC.の100%持株会社であるAADC HOLDING COMPANY,INC.の株式の一部取得(その後残株式を取得、子会社に)。

5年 8月 中国大連市に宝生物工程(大連)有限公司を設立。

7年 8月 中国北京市に北京寛宝食品有限公司(現・宝酒造食品有限公司)を合弁により設立(その後出 資持分を追加取得し子会社に)。

14年 4月 物的分割の方法により酒類・食品・酒精事業およびバイオ事業を分割、それぞれ新設の宝酒造 株式会社およびタカラバイオ株式会社が承継。自らは持株会社に移行して、商号を寳酒造株式 会社から宝ホールディングス株式会社に変更。

16年12月 タカラバイオ株式会社が東京証券取引所マザーズに株式上場。

17年 9月 米国カリフォルニア州所在のClontech Laboratories,Inc.(平成28年4月、Takara Bio USA, Inc.に商号変更)の全株式をTakara Bio USA Holdings Inc.(米国)を通じて取得。

18年 8月 長崎県長崎市所在の長崎運送株式会社(現・タカラ長運株式会社)の全株式をタカラ物流シス テム株式会社を通じて取得。

18年 9月 当社の100%出資により機能性食品を専門に扱う宝ヘルスケア株式会社を設立。

22年 4月 仏国パリ市所在のFOODEX S.A.S.の発行済株式の80%を宝酒造株式会社を通じて取得(平成27年 5月、残りの20%を取得、完全子会社に)。

25年 9月 英国ロンドン近郊所在のTAZAKI FOODS LTD.の100%持株会社であるT.TAZAKI & COMPANY LTD. (英国)の全株式を、TAKARA EUROPE HOLDINGS B.V.(オランダ)を通じて取得。

26年 3月 スペイン マドリッド市所在のCOMINPORT DISTRIBUCIÓN S.L.の全株式を、FOODEX S.A.S.を通じ て取得。

(7)

3【事業の内容】

当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社、子会社45社および関連会社3社で構成され、「宝酒造グルー プ」が営む酒類・調味料製品の製造・販売や海外における日本食材卸事業、「タカラバイオグループ」が営む研究用試 薬、理化学機器、キノコなどの製造・販売や受託サービス、「宝ヘルスケア」が営む健康食品などの販売を主たる事業 としており、この3つは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報 の区分と同一であります。当社は持株会社として各事業会社を統括するほか、グループ各社の間接業務の受託や不動産 賃貸などを行っております。

また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務 諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、 これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなり ます。

セグメントにおける当社グループの事業内容とその位置付けは、次のとおりであります。

[宝酒造グループ]

宝酒造㈱は、焼酎、清酒をはじめ「タカラcanチューハイ」に代表されるソフトアルコール飲料など酒類全般なら びに本みりんなどの酒類調味料および食品調味料の製造・販売を行っております。㈱ラック・コーポレーションは、ブ ルゴーニュの高品質ワイン等を中心に主としてフランスワインを販売しております。

米国法人TAKARA SAKE USA INC.は、米国カリフォルニア州において主に清酒の製造を行い、宝酒造㈱が供給する酒類 製品ともども米国一円に販売しております。英国法人THE TOMATIN DISTILLERY CO.LTDは、スコッチウイスキーの製 造・販売を行っており、米国法人 AGE INTERNATIONAL,INC.は、バーボンウイスキーを扱っております。また、宝酒造 食品有限公司は、中国北京市で酒類の製造・販売を行っております。

仏国法人FOODEX S.A.S.(同社の子会社含む)及び英国法人TAZAKI FOODS LTD.は、ヨーロッパを拠点として日本食材 の卸売業を営んでおり、TAKARA SAKE USA INC.および宝酒造㈱の製品をはじめ、酒類、調味料、冷凍食品などを販売し ております。また、米国法人MUTUAL TRADING CO.,INC.は、米国において日本食材の卸売業を営んでおります。

タカラ物流システム㈱は、主として宝酒造㈱の酒類・調味料製品の国内における貨物運送事業、倉庫事業および流通 加工事業などを行っております。タカラ長運㈱は、機械・鋼材などの重量物から鮮魚や青果物等にいたる幅広い貨物の 輸送をはじめ、重量物の組立据付工事、倉庫、通関などの事業を行っております。

上述した会社を含め、当セグメントに携わる子会社は30社であり、関連会社は2社であります。

[タカラバイオグループ]

タカラバイオ㈱は、研究用試薬・理化学機器・キノコ・健康食品などの製造・販売、再生医療等製品の開発支援サー ビスや遺伝子解析などの受託サービスおよび遺伝子治療・細胞医療に関わる研究開発等を行っております。また、日本 及 び米 国に おい て、 が んや エイ ズを対象 とし た遺 伝子治 療 の臨床 試験 を実 施し ており 、 そ の商 業化を目 指し てお りま す。

海外では、宝生物工程(大連)有限公司が中国大連市で研究用試薬の開発・製造・販売を行っております。Takara Bio Europe S.A.S.は、ヨーロッパで研究用試薬の販売を行っております。宝日医生物技術(北京)有限公司は、中国 で細胞培養用培地・バッグや研究用試薬の販売を行っております。Clontech Laboratories, Inc.は、米国で研究用試 薬等の開発を行い、全世界に販売しております。

上述した会社を含め、当セグメントに携わる子会社は12社であります。

[宝ヘルスケア]

宝ヘルスケア㈱は健康食品事業を営み、タカラバイオ㈱が開発する機能性成分を応用した健康食品などを販売してお ります。

当セグメントに携わる子会社は上述した1社であります。

[その他]

その他は、印刷事業などの機能会社グループであります。

印刷事業は大平印刷㈱が営み、主に当社グループ向けにラベル・段ボールケース等の製品包装用資材や販売促進用 品・宣伝用品の製造・販売、WEBコンテンツの企画・制作を行っております。

(8)

以上の当社グループの状況について当社および主要な子会社等との関係を事業系統図で示すと次のとおりでありま す。

(事業系統図)

(9)

4【関係会社の状況】

名称 住所

資本金又は 出資金

主要な事業の 内容

議決権の 所有割合 (%)

関係内容

役員の兼任等 資金 援助

営業上の取引 その他 当社

役員 (人)

当社 従業員 (人)

(連結子会社)      

宝酒造㈱ (注2,4)

京都市伏見区

百万円 1,000

酒類・調味料 100.0 13 - 有

商標使用許諾、 間接業務の受託

事務所設備 賃貸 ㈱ラック・コーポレーシ

ョン

東京都港区

百万円 80

酒類・調味料

100.0 (100.0)

2 2 有 間接業務の受託 -

タカラ物流システム㈱ 京都府宇治市

百万円 50

酒類・調味料

100.0 (100.0)

2 5 - 間接業務の受託 -

タカラ長運㈱ 長崎県長崎市

百万円 250

酒類・調味料

100.0 (100.0)

2 5 有 間接業務の受託 -

TAKARA SAKE USA INC.

米国カリフォルニア州 バークレイ市

千米ドル 7,000

酒類・調味料

90.0 (90.0)

3 - - - -

AGE INTERNATIONAL, INC.

米国ケンタッキー州 フランクフォート市

千米ドル 250

酒類・調味料

100.0 (100.0)

3 - - - -

FOODEX S.A.S. 仏国パリ市

千ユーロ 250

酒類・調味料

100.0 (100.0)

2 - - - -

THE TOMATIN DISTILLERY CO.LTD

英国インバーネス州 トマーチン

千英ポンド 3,297

酒類・調味料

80.6 (80.6)

4 - 有 - -

TAZAKI FOODS LTD.

英国ミドルセックス州 エンフィールド

千英ポンド 357

酒類・調味料

100.0 (100.0)

2 - - - -

宝酒造食品有限公司 (注2)

中国北京市

百万中国元 130

酒類・調味料

62.0 (62.0)

3 1 - - -

タカラバイオ㈱ (注2,3,5)

滋賀県大津市

百万円 14,965

バイオ 60.9 3 - -

商標使用許諾、 間接業務の受託

宝生物工程(大連)有限 公司 (注2)

中国遼寧省大連市

百万円 2,350

バイオ

100.0 (100.0)

2 - - - -

宝日医生物技術(北京) 有限公司

中国北京市

百万円 1,030

バイオ

100.0 (100.0)

1 - - - -

Takara Bio USA Holdings Inc.(注2)

米国カリフォルニア州 マウンテンビュー市

千米ドル 70,857

バイオ

100.0 (100.0)

2 - - - -

Clontech Laboratories, Inc.(注6)

米国カリフォルニア州 マウンテンビュー市

千米ドル 83

バイオ

100.0 (100.0)

2 - - - -

Takara Bio Europe S.A.S.

仏国サンジェルマンア ンレー市

千ユーロ 891

バイオ

100.0 (100.0)

- - - - -

宝ヘルスケア㈱ 京都市中京区

百万円 90

健康食品 100.0 4 2 - 間接業務の受託 -

大平印刷㈱ 京都市伏見区

百万円 90

その他 100.0 3 4 - 間接業務の受託 -

その他26社      

(持分法適用関連会社)      

MUTUAL TRADING CO., INC.

米国カリフォルニア州 ロス・アンジェルス市

千米ドル 2,431

酒類・調味料

45.3 (45.3)

2 - - - -

その他1社      

(注)1.議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内数であります。 2.特定子会社に該当しております。

3.有価証券報告書を提出しております。

4.宝酒造㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を 超えております。

主要な損益情報等 (1)売上高 146,044百万円 (2)経常利益 4,095百万円 (3)当期純利益 2,676百万円 (4)純資産額 70,083百万円 (5)総資産額 120,509百万円

(10)

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

平成28年3月31日現在  

セグメントの名称 従業員数(人)

宝酒造グループ 2,277 (105)

タカラバイオグループ 1,273 (92)

宝ヘルスケア 13 (-)

報告セグメント計 3,563 (197)

その他 117 (4)

全社(共通) 100 (1)

合計 3,780 (202)

(注)1.従業員数は派遣社員を除いた就業人員であり、臨時雇用者数は年間の平均人員を( )外数で記載してお ります。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、持株会社(提出会社)である当社の従業員数でありま す。

(2)提出会社の状況

平成28年3月31日現在  

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)

100 46.1 21 6,352

(注)1.従業員数は派遣社員を除いた就業人員であります。

2.平均勤続年数は、当社グループにおける勤続年数を通算して算出しております。 3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

4.従業員数が前事業年度末に比べ87名増加したのは、子会社の吸収合併及び子会社の業務の一部を当社に移 管したことによるものであります。

(3)労働組合の状況

(11)

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

当連結 会計年度 におけるわが国経済は、輸出関連企業を中心とした 企業収益や雇用 ・所得環境の改善が進み、景気 は緩やかに回復を続けておりますが、個人消費にその効果を及ぼすまでにはいたっておりません。

一方、海外においては 、米国・欧州は緩やかな景気拡大を続けておりますが、中国をはじめとするアジア新興国の 景気減速や資源価格の下落などもあり、世界経済は依然として先行きが不透明な状況が続いております。

このような経済状況のもとで、当社グループは、長期経営ビジョン「宝グループ・ビジョン 2020」の達成に向けた 第2ステップとしての「宝グループ中期 経営計画2016」のもと、さらなるグループ企業 価値の向上を目指し、国内で は収益力 の向上、海外では事業の拡大・伸長に取り組むとともに、バイオ事業の成長加速により、環境 変化に強いバ ランスのとれた事業構造に変革していくことを目指し、着実な事業活動に努めました。

この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は前期比102.7%の225,364百万円、売上総利益は前期比105.2%の89,495 百万円、営業利益は前期比105.3%の11,680百万円、経常利益は前期比108.6%の12,840百万円、親 会社株主に帰属 する 当期純利益は前期比123.6%の7,055百万円となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。

なお、当連結会計年度より、報告 セグメントの区分を変更しており、以下の前期比較については、前期の数値を変 更後のセグメント 区分に組み替えた数値で比較しております 。(以下、「2 生産、受注及び販売の状況」及び「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」においても同じ。)

〔宝酒造グループ〕

国内では人口減少や高齢化に伴う酒類消費の減少、消費者 の嗜好 の多様化や節約志向の継続、それらに伴う販売競 争の激化 など依然 厳しい 状況が続いておりますが、一方では女性の社会進出 や高齢者世帯・単身世帯の増加による中 食市場の拡大など、新たな機会も存在しています。

また、海外においても 、日本食への注目 が高まり 、世界規模で日本食レストランが 増加するなど、日本食市場の一 層の拡大が期待されます。

このような環境 のもと、宝酒造 グループでは、技術で差異化された 高品質商品の開発・育成による国内事業 の収益 力の向上と、欧州を中心とした海外日本食材卸網の充実・拡大による海外事業の伸長などに取り組みました。

当セグメントの売上状況などは次のとおりであります。

(酒類) 焼酎

焼酎では、甲類 焼酎の一部のアイテムに 「糖質ゼロ」を商品ラベルにわかりやすく 表示することによって、市場で の話題喚起と新たなユーザーの獲得に取り組むなど 宝焼酎ブランドの拡売に努めました。また、本格焼酎では 、紫芋 100%の“一刻者<紫>”を限定出荷で新発売するなど一刻者ブランドの活性化に努めました。

しかしながら、焼酎市場の減少の影響を受け、焼酎全体の売上高は、前期比93.4%の59,376百万円となりました。

清酒

清酒では、国内 清酒市場 は、消費量の減少傾向が続く厳しい状況にありますが、最重点戦略商品と位置付けて、注 力しております“松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒”に加え、爽やかでドライな味わいに仕上 げた“松竹梅白 壁蔵「澪」<DRY>スパークリング清酒”を発売し、さらなるファンの獲得に努めました。また 、業務用市場では、 業務用専売商品の松竹梅「豪快」の拡売に引き続き努めました。

一方、海外では 日本食市場の広がりを背景に、TAKARA SAKE USA INC.(米国)の清酒の売上高 が引き続き増加しま した。

し かし なが ら、国内 では 年末 最需要 期 の 暖冬の 影 響もあ り、 松竹 梅「天 」や松竹 梅「 1.8L壜 」などは 減少 しま し た。

以上の結果、清酒全体の売上高は、前期比99.3%の24,736百万円となりました。

ソフトアルコール飲料

ソフトアルコール飲料では、基幹 ブランドと位置付け、さらなる拡売に取り組んでおります 辛口チューハイ“タカ ラ「焼酎ハイボール」”は引き続き増加しました。6月には糖質をはじめ、プリン体、甘味料、香料、着色料 もゼロ と、5つのゼロを実現した “タカラ果汁入り糖質ゼロチューハイ「ゼロ仕立て」”を新発売し、「焼酎ハイボール」 と並ぶブランドとなるよう 育成に取り組んでおります。また、その 他のブランドにも各種フレーバーを積極的に投入 するなど拡売に努めました。

(12)

その他酒類

その他酒類では 、国内 では株式 会社ラック・コーポレーションの 販売する 輸入ワインが引き続き好調に推移 し、海 外でも 、AGE INTERNATIONAL,INC.(米国)がバーボンウイスキーの売上高 を伸ばしましたので、その他酒類の売上高 は前期比105.0%の14,170百万円となりました。

以上の結果、酒類全体の売上高は前期比98.6%の126,097百万円となりました。

(調味料)

調 味 料 で は 、 家 庭 用 、 業 務 用 に 加 え 、 今 後 ま す ま す 伸 長 が 見 込 ま れ る 加 工・ 惣 菜 メ ー カ ー や 外 食 チ ェ ー ン へ 向 け て、ユーザーニーズに基づいた商品や独自技術で差異化された高い機能性を持つ商品 などの開発・育成に取り組みま した。

本みりんは、消費税増税 前の駆け込み需要の反動 の影響 が一巡したこともあり増加しました。その 他調味料では、 食塩ゼロ 品質訴求を徹底 した「料理 のための清酒」 が牽引役 となり、料理清酒が引き続き好調に推移 し、だし 調味料 などの拡売に注力した食品調味料も増加しました。

以上の結果、調味料全体の売上高は前期比104.0%の24,419百万円となりました。

(原料用アルコール等)

原料用 アルコール等では、円安などの影響による 粗留アルコールの価格変動への対応を図るため、抜本的な価格改 定に引き続き取り組みました。

その結果、受託アルコールは増加しましたが、工業用アルコールや添加アルコールなどが減少し、原料用アルコー ル等の売上高は前期比96.8%の7,197百万円となりました。

(物流)

物流事業では、主力の運送事業などに注力することで外部顧客への売上高 の拡大に取り組みました結果、売上高は 前期比100.9%の12,204百万円となりました。

(海外日本食材卸)

海外日本食材卸事業では、欧州を中心として、日本食レストランなどの外食市場や、テイクアウトや 惣菜などの中 食市場、スーパーマーケットや食料品店などの小売市場などへの展開を強化するとともに、地理的な展開も合わせ、 海 外 日本 食 材 卸 網のさ ら な る 充 実 ・ 拡 大 に取 り 組 ん で お り ます 。 そ れ ら の結 果 、 FOO DEX S.A .S. (仏 国) 、COM INPO RT DISTRIBUCIÓN S.L.(スペイン)、TAZAKI FOODS LTD.(英国)がいずれも増収となり、売上高は前期比117.2%の20,668百 万円となりました。

(その他)

その他の売上高は前期比93.5%の1,436百万円となりました。

以上の結果、宝酒造グループ全体の売上高は前期比101.0%の192,025百万円、売上総利益は前期比102.5%の71,138百 万円、販売費及び一般管理費は人件費や販売促進費などの増加がありましたので、前期比101.9%の62,728百万円とな り、営業利益は前期比107.3%の8,410百万円となりました。

 

〔タカラバイオグループ〕

タカラバイオグループでは、長年培われたバイオテクノロジーを 活用し、バイオ産業支援事業、遺伝子医療事業、 医食品バイオ事業の3つの領域に経営資源を集中し、業績の向上に努めました。

バイオ産業支援事業

バイオテクノロジー関連分野の研究開発活動がますます 広がりを見せるなか、タカラバイオグループでは、こうし た研究開発活動を支援する製品・商品やサービスを中心に展開する当事業をコアビジネスと位置づけております。

バイオ 産業支援事業では、主力の研究用試薬が、円安の影響もあり 、前期比で大きく増加いたしました。また、受 託サービスおよび理化学機器も前期比で増加いたしました。

以上の結果、バイオ産業支援事業の売上高は、前期比115.8%の27,320百万円となりました。

遺伝子医療事業

遺伝子医療事業 では、高効率遺 伝子導入技術レトロネクチン法、高 効率リンパ球増殖技術であるレトロネクチン拡 大培養法、siTCR等の自社技術を利用した、がん等の遺伝子治療の早期商業化を進めております。

(13)

医食品バイオ事業

医食品 バイオ事業では 、食から 医という「医食同源」のコンセプトに基づき、当社グループ独自の先端バイオテク ノロジーを駆使して日本人 が古来常食してきた食物 の科学的根拠を明確にした機能性食品素材 の開発、製造および販 売 を 行 っ て お り 、 ガ ゴ メ 昆 布 フ コ イ ダ ン 関 連 製 品 、 ボ タ ン ボ ウ フ ウ イ ソ サ ミ ジ ン 関 連 製 品 、 明 日 葉 カ ル コ ン 関 連 製 品、寒天アガフィトース関連製品、ヤムイモヤムスゲニン関連製品およびキノコ関連製品等を中心に事業を展開して おります。

医食品 バイオ事業の売上高は、キノコ関連製品が前期比で減少いたしましたが、健康食品 が前期比で増加いたしま したので、前期比101.3%の2,408百万円となりました。

以 上 の結 果 、 タ カ ラ バ イ オ グ ル ー プ全体 の 売 上 高 は 前 期 比114 .5 % の 29 ,7 29百 万 円 、 売 上総 利 益 は 前 期 比 11 8. 0%の 16,323百万円、販 売費及 び一般管理費は研究開発費や人件費などの増加により前期比118.5%の13,655百万 円となり、 営業利益は前期比115.8%の2,667百万円となりました。

 

〔宝ヘルスケア〕

宝ヘルスケアでは、健康食品市場 が、高 齢化に伴う健康 増進ニーズの高まりや機能性表示食品制度 の定着などを背 景に、今後さらに 拡大することが予想される状況のもと、ガゴメ昆布「フコイダン」シリーズを中心 に、積極的かつ 効率的な広告宣伝による通信販売事業の新規顧客の獲得やリピート率向上に取り組みました。また、ボタンボウフウ 「イソサミジン」シリーズを「フコイダン」に次ぐ事業の柱として育成すべく拡売に努めました。

以上の結果、フコイダン関連製品 やイソサミジン関連製品 などが増加しましたので 、宝ヘルスケアの売上高 は前期 比112.9%の1,865百万 円となり、売上総利益は前期比114.5%の972百万円、販売費及び一般管理費は広告宣伝費の増加 などがありましたので前期比112.0%の907百万円となり、営業利益は前期比168.7%の64百万円となりました。

 

〔その他〕

その 他のセグメントは印刷事業などの機能会社グループであり、売上高は前期比96.8%の5,809百万円、売上総利益 は前期比98.5%の729百万円、販売費及び一般管理費は前期比100.7%の671百万円となりましたので、営業利益は前期比 78.6%の58百万円となりました。

 

なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用 し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。

 

(2)キャッシュ・フロー

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益12,548百万円、減価償却費5,179百万円、たな卸資 産の増加2,171百万円、未払消費税等の減少1,747百万円、法人税等の支払額4,664百万円などで10,373百万円の収入と 前年同期に比べ828百万円の増加となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の払戻による収入19,717百万円、定期預金の預入による支出 16,813百万円、有価証券の取得による支出13,112百万円などにより10,864百万円の支出となり、前年同期に比べ610百 万円の支出増加となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、社債の償還による支出5,000百万円、配当金の支払額2,014百万円、連結の 範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出2,022百万円などにより9,482百万円の支出となり、前年同期に比 べ16,301百万円の支出増加となりました。

(14)

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

当連結会計年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)における生産実績をセグメントごとおよび品種別に示 すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円) 前年同期比(%)

  品種

宝酒造グループ    

  焼酎 59,218 94.7

  清酒 24,400 98.5

  ソフトアルコール飲料 28,348 108.8

  その他酒類 7,900 104.7

  酒類計 119,869 99.1

  本みりん 15,285 103.8

  その他調味料 9,297 103.5

  調味料計 24,583 103.7

  計 144,452 99.9

タカラバイオグループ 12,002 113.9

報告セグメント計 156,454 100.8

その他 1,964 63.9

合計 158,419 100.1

(注)1.金額は酒税込み、消費税等抜きの販売価格によっております。

2.宝酒造グループの原料用アルコール等は、大部分が酒類等の原料として使用されていること、また、販売 実績に対応する生産実績を正確に把握することが困難であることから記載を省略しております。

3.宝酒造グループの物流は、物流サービスの提供が主要な事業のため、記載を省略しております。 4.宝酒造グループの海外日本食材卸は、商品の仕入が主要な事業のため、記載を省略しております。

(2)商品仕入実績

当連結会計年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとお りであります。

セグメントの名称 金額(百万円) 前年同期比(%)

宝酒造グループ 17,274 115.4

タカラバイオグループ 6,565 108.5

宝ヘルスケア 914 110.6

報告セグメント計 24,754 113.3

その他 665 100.4

合計 25,420 113.0

(注)1.金額には消費税等は含まれておりません。

2.宝酒造グループの主な内容は、海外日本食材卸であります。  

(3)受注状況

(15)

(4)販売実績 ①品種別販売実績

当連結会計年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)における販売実績をセグメントごとおよび品種別に 示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円) 前年同期比(%)

  品種

宝酒造グループ    

  焼酎 59,376 93.4

  清酒 24,736 99.3

  ソフトアルコール飲料 27,815 107.4

  その他酒類 14,170 105.0

  酒類計 126,097 98.6

  本みりん 15,104 103.7

  その他調味料 9,314 104.5

  調味料計 24,419 104.0

  原料用アルコール等 7,197 96.8

  物流 12,204 100.9

  海外日本食材卸 20,668 117.2

  その他 1,436 93.5

  計 192,025 101.0

タカラバイオグループ 29,729 114.5

宝ヘルスケア 1,865 112.9

報告セグメント計 223,620 102.7

その他 5,809 96.8

セグメント計 229,429 102.6

事業セグメントに配分していない収益 およびセグメント間取引消去

△4,065 -

合計 225,364 102.7

(注)販売金額には酒税を含んでおりますが、消費税等は含まれておりません。  

②相手先別販売実績

主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。

相手先

前連結会計年度 (自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

当連結会計年度 (自 平成27年4月1日

(16)

3【対処すべき課題】

(1)対処すべき課題

国内では景気は緩やかに 回復を続けておりますが、個人消費にその 効果を及ぼすまでにはいたっておらず、消費者 の低価格・節約志向は続いている状況です。

一般消費財の製造・販売を中核事業とする当社グループにとっては、高齢化や人口減少による市場 の縮小や消費の 多様化などにより、業界の垣根を越えた厳しい競争環境が今後も続くことが予想されます。また、原材料面では世界 的な人口増加により需要は拡大しており、価格の高騰が懸念されます。

一方、海外においては 、昨年開催されたミラノ万博での 和食への 注目、訪日外国人観光客 の増加、世界規模 での日 本食レストランの 増加や健康志向の高まりなどもあり、和食 や和酒 といった日本の食文化を世界に広げる絶好のチャ ンスと考えています。

また、先進国を中心に、遺伝子・細胞治療の臨床開発が進められており、日本国内 ではこれらを含む再生医療を促 進する政策を追い風に、今後ますます市場が拡大すると予想されています。

このように、当社グループにとって成長を見込める機会も数多く存在しています。

当社グループではこのような情勢 の中、2020年度末までの長期経営 ビジョン「宝グループ・ビジョン2020」を策定 し、環境 変化に強いバランスのとれた事業構造を確立することで持続的成長を目指しております。また、その 実行計 画の第2ステップとして「宝グループ中期経営計画2016」に取り組んでおります。

「宝グループ中期経営計画2016」の概要につきましては、「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況 の分析 (4)中長期的な経営戦略」をご参照下さい。

当社は持株会社として、グループ経営基盤の強化、風土・人財の育成、社会・環境行動の推進などを 通じて 、事業 方針に沿ったグループ経営を実践し、当社グループの企業価値向上のため邁進してまいります。

(2)株式会社の支配に関する基本方針について

当社は、平成 19年6月28日開催 の当社第96回定時株主総会における株主 の皆様のご承認 により、当社及び当社グル ープの企業価値、ひいては、株主の皆様の共同の利益を確保し、又 は向上させることを目的 として、当社取締役会の 事前の賛同を得ずに行われる当社株券等の大規模な買付行為に対する対応方針(買収防衛策)を導入いたしました。

その後、平成22年6月29日開催の当社第99回定時株主総会及び平成25年6月27日開催の当社第102回定時株主総会に おいて、買収防衛策の一部変更及 び継続についてそれぞれ株主の皆様のご承認をいただきましたが、買収防衛策の有 効期間は、平成28年6月29日開催の当社第105回定時株主総会の終結の時までとなっているため、平成28年5月9日開 催の当社取締役会において、買収防衛策の一部変更及び継続を決議いたしました。

そして、平成28年6月29日開催の当社第105回定時株主総会において、大規模買付者が買収防衛策に定める大規模買 付ルールを遵守しなかった場合の対抗措置としての新株予約権の無償割当てに関する 事項の決定を、当社取締役会に 委任する旨の議案が承認され、一部変更後の買収防衛策の効力が発生いたしました。

下 記 は 買 収 防 衛 策 の 概 要 で あ り 、 そ の 全 文 ( 日 本 語 版 の み ) に つ き ま し て は 、 当 社 ウ ェ ブ サ イ ト (http://www.takara.co.jp/)掲載の平成28年5月9日付「当社株券等の大規模な買付行為に対する対応方針(買収 防衛策)の一部変更及び継続に関するお知らせ」を、買収防衛策全体の概略につきましては、「(参考1)本プラン の概要とポイント」をご参照願います。

 

記  

当社株券等の大規模な買付行為に対する対応方針(買収防衛策)の概要  

1.当社の株主共同の利益の確保・向上に関する取り組み

(1)当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針(以下「基本方針」といいます。)

当社は、上場会社として、当社株式 の売買は原則として 市場における株主及び投資家の皆様の自由な判断に委ね る べ き も の で あ る と 考 え て お り 、 当 社 株 式 を 取 得 す る こ と に よ り 当 社 の 経 営 支 配 権 を 獲 得 し よ う と す る 者 に 対 し て、株主 の皆様が、当社株式 の売却を行うか否かについても、最終的には 当社株式 を保有 する株主 の皆様の判断に よるものと考えております。

また、当社は、特定の株主グループが当社の経営支配 権を取得 することになったとしても、そのこと自体 により 直ちに企業価値、ひいては、株主の皆様の共同 の利益(以下、単に「株主共同の利益」といいます。)が害される ということはなく、反対に、それが結果的に当社の株主共同の利益の最大化に資することもあり得るため、そのよ うな場合であれば、特定の株主グループが当社の経営支配権を取得することを拒むものではありません。

(17)

また、グループとしての企業価値の向上 を一層追求するため、平成 14年には、酒類・食品事業(現:酒類・調味 料事業)を主たる 事業領域とする宝酒造グループと、バイオ事業 を主たる 事業領域とするタカラバイオグループを 傘下に置く持株会社体制に移行しました。その後、平成18年には 、宝酒造 グループの機能性食品事業 とタカラバイ オグループの健康志向食品事業とのシナジーを 最大化するため、グループ内の事業 を再編 し、健康食品事業を推進 する宝ヘルスケア株式会社を設立しました。このように、当社は持株会社として、それぞれの事業 会社グループの 独自性と自立性を確保しながら、グループ全体 の経営を調整、統括することにより、最大限の事業成果を追求して まいりました。このような取り組みを 通じて、当社グループは、酒類・調味料事業を安定的 な収益基盤とし 、バイ オ事業と健康食品事業という 有望な将来性のある 成長事業を有する独自の強固な事業ポートフォリオを築いてきま したが、この事業 ポートフォリオをベースに、国内はもとより海外においても事業 を伸ばし、さらに 環境変化に強 いバランスのとれた事業構造を確立するため、平成 23年には、10年間 の長期経営ビジョン「宝グループ・ビジョン 2020」を策定しました。「宝グループ・ビジョン2020」では、「 国内外の強みを活かせる市場 で事業 を伸ばし、環 境変化に強いバランスのとれた事業構造 を確立 する」ことを経営 目標に、技術に裏付けられた安心 ・安全な商品や サービスを世界中にお届けするとともに、医療の進歩に貢献し、世界の人々の暮らしを豊かなものにしていくこと を通じて、当社グループの企業価値の向上を目指しております。

以上のような状況において、当社は、当社グループの経営にあたっては 、事業会社グループの主たる事業 である 酒類・調味料事業とバイオ事業、健康食品事業という異なるビジネスモデルを持つ各事業に関する 高度な専門知識 と豊富な経験が必要であり、また、当社グループをとりまく国内 外のあらゆるステークホルダーとの間に築かれた 信頼関係が不可欠であると考えております。これらの諸要素こそが 、当社グループの企業 価値の源泉となっている ため、当社の財務及 び事業 の方針の決定を支配 する者は、将来にわたる株主共同の利益の確保、向上を追求 する前 提において、このような関係性を十分理解する必要があると考えております。

また、当社株式を大規模に買付け、当社の経営支配権を獲得しようとする者の中には、真に会社経営に参加する 意思がないにもかかわらず 、ただ株価をつり上げて、高 値で株式等 を会社関係者に引き取らせる目的で買付 けを行 う者(いわゆるグリーンメイラー)等 の濫用目的を持って当社株式 を取得 しようとしていると考えられる者や、最 初の買付 けで全株式 の買付 けの勧誘をすることなく、二段階目の買付条件を不利に設定し(あるいは明確にしない で ) 、 買 付 け を 行 う こ と に よ り 、 当 社 株 主 の 皆 様 に 事 実 上 売 却 を 強 要 し よ う と す る 者 (い わ ゆ る 二 段 階 強 圧 的 買 収)等、株主共同 の利益を害することが明らかな 者が含まれている場合もありますが、そのような者が、当社の財 務及び事業の方針の決定を支配する者となることが適当でないことは、明白であると考えております。

当社は、当社の財務及び事業の方針 の決定を支配する 者の在り方について以上のように考えており、当社の財務 及び事業 の方針の決定を支配する者として相応しくない者が現れた場合に対する一定の備えを設ける必要があると 考えております。

(2)基本方針に則って当社が取り組んでいる将来にわたる株主共同の利益の向上策

当社グループは、基本方針を実現するために、「酒類・調味料事業で安定的な収益をあげ 、健康食品事業を将来 の成長事業 に育成 し、バイオ 事業(特に遺伝子医療事業分野)で大きく飛躍する」という方向性に基づいて事業を 推進し、企業価値の持続的な向上に取り組んでおります。

なお、各セグメントの主な戦略は以下のとおりです。

●宝酒造グループ(酒類・調味料事業):

当社グループの中核である 宝酒造グループは、焼酎、 清酒、ソフトアルコール飲料や調味料、原料用アルコー ルなど、技術で差異化されたオリジナリティのある製品 を製造し、日本国内 のみならずグローバルに販売するこ とで、安定 したキャッシュフローを創出するとともに、海外では日本食レストラン向けに和食の食材・調味料な ど を 販 売 す る 海 外 日 本 食 材 卸 事 業 の 拡 大 を 通 じ 、 日 本 の 食 文 化 を 世 界 に 広 め る こ と で 、 持 続 的 な 成 長 を 実 現 す る。

●タカラバイオグループ(バイオ事業):

当社グループの成長を担うタカラバイオグループは、収益基盤であるバイオ産業支援事業において、バイオ研 究者向けの試薬・機器の製造・販売や、遺伝子・細胞プロセッシングセンターを中核 拠点としたバイオ医薬品や 再 生 医 療 等 製 品 な ど の 製 造 開 発 支 援 サ ー ビ ス ( CD M O ) 事 業 を 拡 大 さ せ る こ と で 、 安 定 的 な 利 益 を 創 出す る 。 ま た、健康食品素材 の開発やキノコの栽培・販売などの医食品バイオ 事業を第二の収益事業として 育成する 。同時 に、これらの事業 から得た収益を遺伝子医療事業 に投入 し、遺伝子治療の商業化に向けた臨床開 発プロジェクト を積極的に推進することで将来キャッシュフローの最大化を目指す。

●宝ヘルスケア(健康食品事業):

(18)

また、当社グループは、企業としての 社会的責任を果たし、当社グループを取り巻く様々なステークホルダーか ら信頼されることによって、持続的な企業価値の向上が可能になると考えています。このような認識の下、 当社グ ループでは、コーポレート・ガバナンスの充実を重要な経営課題 と捉え、以下の体制のもと 、「宝ホールディング ス コーポレートガバナンスポリシー 」を定め、株主や投資家の皆様との 積極的な対話や、取締役会を中心 とした 最適なガバナンス体制の構築などに取り組んでおります。

具体的 には、平成28年6月29日現在、当社は、9名の取締役(うち2名 は会社法第2条第15号に定める社外取締 役)で構成される 取締役会のほか、監査役制度を採用しております 。5名の監査役のうち3名は会社法第2条第16 号に定める社外監査役であり 、当社の監査役は、取締役会等の重要会議への出席や重要書類の調査を通じて 、取締 役の意思決定状況や職務執行の適法性 を監査しています。また、経営環境 への迅速 な対応 、取締役の経営責任の明 確化のために、取締役の任期は1年としております 。なお 、平成28年6月 29日現在、社外取締役2名及び社外監査 役1名の計3名を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定しております。

以上のとおり、当社グループは、将来にわたり株主共同の利益 を最大化するために、基本方針に則った取り組み に基づき、日々の事業活動を行っております。

2.本プラン導入・継続の目的

当 社 は 、 前 記 1 . ( 1 ) の と お り 、 株 主 共 同 の 利 益 を 確 保 し 、 又 は 向 上 さ せ る た め に 基 本 方 針 を 設 け て い る と こ ろ 、 基 本 方 針 に 照 ら し て 相 応 し く な い 者 に よ っ て 、 財 務 及 び 事 業 の 方 針 の 決 定 が 支 配 さ れ る こ と を 防 止 し 、 も っ て、株主共同の利益を確保 し、又は向上させることを目的として、当社取締役会の事前の賛同を得ずに行われる当 社株券等の大規模な買付行為に対する 対応方針(買収防衛策)(以下「本プラン」といいます。) を策定すること が望ましいと考えております(本プランの概要図は、「(参考2)本プランの概要図」をご参照願います。)。

また、株主の皆様が、当社取締役会の事前の賛同を得ずに一定程度の経営支配権の異動 が生じ得るような買付行 為が行われる場合 において、当該買付行 為に応じて当社株式を売却するか否かの判断を行う際には 、必要十分な情 報の提供 を受け、かつ、一定 の検討期間 が確保 された熟慮の上で意思決定を行うことが可能となる体制を確保する ことが、株主共同の利益を確保し、又は向上することに資するものと考えております。

さらには、特定 の株主 グループの買付行 為に対して対抗措置(詳細は、後記3-4.(3)をご参照願います。)の発 動を行う場合には、当社取締役会による恣意的な判断を可及的に排除するため、大規模買付者(後記3-1.において 定義します。以下同じとします。)が3-3.記載の大規模買付ルールを遵守しなかった場合を除き、対抗措置発動の 是非を株主の皆様にご判断いただくこととし、当社株主総会を開催し、新株予約権無償割当てに関する事項 の決定 に係る議案をお諮りすることとします。このように、対抗措置の発動にあたって株主の皆様の意思 を反映すること は、株主共同の利益の確保、又は向上に資するものと考えております。

このような考えに基づき、当社は、平成 19年5月15日開催の当社取締役会において、本プランの内容を決議し、 同 年 6 月 2 8日 開 催 の 当 社 第 9 6回 定 時 株 主 総 会に お い て 、 株 主 の 皆 様 の ご 承 認 を い た だ き 、 本 プ ラ ン を導 入 し ま し た。

その 後、平成28年6月29日現在までの間に、当社の経営支配 権を獲得しようとしているか否かに関わらず、本プ ランの適用可能性があるような、当社株式を大規模に買付け、又 は買付けようとする者の存在を特に認識してはお りませんが、将来において、そのような者が現れる可能性は依然として否定できません。

そこで 、株主共同の利益 を害する買付行為から株主共同の利益 を保護し、当社株主の皆様が、経営支配権の異動 が生じ得る場面において、必要十分な情報及び一定の検討期間に基づいて、ある買付行為に応じて 当社株式を売却 す る か 否 か を 判 断 す る こ と 及 び 当 該 買 付 行 為 に 対 し て 対 抗 措 置 を 発 動 す る こ と の 是 非 を 判 断 す る こ と が で き る よ う、本プランを継続します。

なお、本プランの継続にあたっては、本プランの導入以後の大規模な買付行為への対応 方針に関する議論 の動向 等を踏まえ、大規模買付ルールに則った一連の手続に関する客観性及び合理性をより一層 担保するため、並 びに大 規模買付者に対する対抗措置 発動の必要性・相当性の有無に関する当社取締役会の判断の客観性及 び合理性をさら に 担 保 す る た め 、 当 社 取 締 役 会 か ら 独 立 し た 組 織 と し て 、 独 立 委 員 会 を 設 置 す る こ と の他 、 所 要 の 変 更 を 行 い ま す。

3.本プランの概要

3-1.本プランの適用の要件

(1) 大規模買付者による大規模買付行為に適用されるものとします。 ア 大規模買付行為

⇒特定株主グループ(注1)の議決 権割合(注2)を20%以上とすることを 目的とする当社株券等(注3)の買 付行為又は結果として特定株主グループの議決権割合が20%以上となるような当社株券等の買付行為(当社 取締役会が事前に賛同の意思を表明した買付行為は除く。)

イ 大規模買付者

(19)

(2) 大規模買付者は、大規模買付行為を行うに 当たり 、大規模買付ルールを遵守 しなければならないものとしま す。

(注1)「特定株主グループ」とは、①当社の株券等(金融商品取引法(昭和23年4月13日法律25号。その後の改 正を含みます。以下同じとします。)第27条の23第1項に規定する株券等をいいます。)の保有者(同法 第27条の23第1項に規定する保有者をいい、同条第3項に基づき保有者に含まれる者及び当社取締役会が これに該当すると認めた者を含みます。)及びその共同保有者(同法第27条の23第5項に規定する共同保 有者をいい、同条第6項に基づき共同保有者とみなされる者及び当社取締役会がこれに該当すると認めた 者を含みます。)、又は②当社の株券等(同法第27条の2第1項に規定する株券等をいいます。)の買付 け等(同法第27条の2第1項に規定する買付け等をいい、取引所金融商品市場において行われるものを含 みます。)を行う者及びその特別関係者(同法第27条の2第7項に規定する特別関係者及び当社取締役会 がこれに該当すると認めた者をいいます。)を意味し、以下同じとします。

(注2)「議決権割合」とは、①特定株主グループが、前記(注1)の①の記載に該当する場合は、当社の株券等 の保有者の株券等保有割合(金融商品取引法第27条の23第4項に規定する株券等保有割合をいいます。こ の場合においては、当該保有者の共同保有者の保有株券等の数(同項に規定する保有株券等の数をいいま す。)も計算上考慮されるものとします。)をいい、②特定株主グループが、前記(注1)の②の記載に 該当する場合は、当社の株券等の買付け等を行う者及びその特別関係者の株券等所有割合(同法第27条の 2第8項に規定する株券等所有割合をいいます。)の合計をいい、以下同じとします。

(注3)「株券等」とは、金融商品取引法第27条の23第1項に規定する株券等又は同法第27条の2第1項に規定す る株券等のいずれかに該当するものを意味し、以下同じとします。

3-2.独立委員会の設置

(1) 概要

大規模買付ルールに則った一連 の手続に関する客観性及 び合理性をより一層担保するため、並びに 大規模買 付者に対する対抗措置 発動の必要性・相当性の有無に関する当社取締役会の判断の客観性及 び合理性をさらに 担保するため、当社取締役会から独立した組織として、独立委員会を設置し、下記(3)の事項に係る検討及び当 社取締役会に対する勧告を行うこととします。

当社取締役 会は、独立委員会の勧告を最大限尊重し、大規模買付者 に対する対抗措置発動の必要性・相当性 の判断、株主意思確認株主総会の招集手続その他の対応を行うこととします。

(2) 独立委員会の構成

独立委員 会の委員は、当社が別途定める「社外役員の独立性判断基準」を満たした、当社経営陣から独立し ている社外取締役、社外監査役及び弁護士、公認会計士その他の公正な社外有識者の中から 選任し、その人数 は3名以上 とします。本プランの継続時における独立委員会の委員は、当社の社外取締役又 は社外監査役の3 名によって構成されます。

(3) 独立委員会の役割

ア 必要情報の十分性の検討及び取締役会への勧告

イ 変更買付提案がなされた場合における必要情報としての十分性及び新たな検討期間を設けることの検討並 びに取締役会への勧告

ウ 買付提案に対する対抗措置発動の必要性・相当性に係る取締役会への勧告

エ 大規模買付ルール不遵守の場合における対抗措置発動の可否に係る取締役会への勧告 オ 取締役会が独立委員会に諮問した事項についての検討及び取締役会への勧告

3-3.大規模買付ルールの内容

(1) 大規模買付ルール①

大規模買付者は、当社取締役会に対して、事前に大規模買付行為に関する必要十分な情報を提出すること ア 大規模買付者から当社取締役会に対して提出を求めるもの

■意向表明書

⇒名称、住所、設立準拠法、代表者の氏名、国内連絡先及び大規模買付者の行う大規模買付行為(以下 「買付提案」といいます。)の概要並びに大規模買付ルールを遵守する旨を記載した当社所定の書面 ■必要情報

(20)

イ 必要情報の十分性についての判断

大 規模 買 付 者 か ら情報 が 提 出 さ れ た場合 、 当 社 取 締 役会 は 、 独立 委員 会 から の 勧 告を 最 大限 尊 重 し つ つ、大規模買付者から提出された情報が当社株主の判断並びに当社取締役会及び独立委員会としての意見 形成のための必要情報として十分であるか否かについての検討を行い、必要情報として十分ではないと判 断した場合には、大規模買付者に対して、改めて必要な情報を提出するよう求めるものとします。

当社株主の皆様の判断並びに当社取締役会及び独立委員会としての意見形成のための必要情報として十 分な情報が提出された日を検討期間(当社取締役会が、買付提案の評価検討を行う期間である、検討期間 開始日から最大30営業日以内の間をいいます。以下同じとします。)の開始日(以下「検討期間開始日」 といいます。)として、買付提案についての検討を開始します。なお、検討期間開始日は、必要情報リス トに基づいて大規模買付者から最初の情報提供があった日(以下「初回情報提供日」といいます。)から 最大30営業日以内とし、必要情報として十分な情報が揃わない場合であっても初回情報提供日から30営業 日が経過したときは、直ちに検討期間を開始するものとします。また、初回情報提供日から30営業日が経 過する前であっても、必要情報として十分な情報が提出された場合には、直ちに検討期間を開始するもの とします。

(2) 大規模買付ルール②

(a) すべての大規模買付者は、検討期間開始日から30営業日を上限とする当社取締役会による買付提案の 評価検討が終了するまでは、大規模買付行為を開始してはならないこと

(b) 株主意思確認株主総会が開催される場合には、株主意思確認株主総会が終了するまでは、大規模買付 行為を開始してはならないこと

ア 当社取締役会及び独立委員会による検討

当社取締役会は、検討期間の間、大規模買付者から受領した必要情報等に基づき、買付提案が、当社の 株主共同の利益を確保し、又は向上することに資するか否かを検討し、対抗措置発動の必要性・相当性の 有無について決議を行い、当該決議の結果を公表するものとします。

当社取締役会は、対抗措置発動の必要性・相当性の有無に関する決議に先立ち、独立委員会に対して、 対抗措置発動の必要性・相当性の有無について諮問します。独立委員会は、買付提案及び大規模買付者か ら提出を受けた必要情報を検討し、買付提案に対して対抗措置を発動することの必要性・相当性の有無に ついて、当社取締役会に対し、検討期間内に勧告を行うものとし、当社取締役会は、その決議にあたり、 独立委員会の勧告を最大限尊重することとします。

大規模買付者は、当社取締役会による買収提案の評価検討が終了し、当社取締役会が、対抗措置発動の 必要性・相当性がなく、対抗措置発動を株主意思確認株主総会に付議する必要がないと判断し、その旨決 議して公表するまで、大規模買付行為を開始してはならないものとします。

イ 株主意思確認株主総会の開催

検討期間開始日から30営業日を上限とする当社取締役会の評価検討の結果、当社取締役会が、対抗措置 発動の必要性・相当性があると判断し、その旨を決議して公表した場合(以下、公表を行った日を「検討 期 間終 了 日」 と いい ま す 。) 、 新株 予 約 権の 無償 割 当 て に関 す る事項 の 決定 に 係る 議案 を 付議 す るた め に、検討期間終了日から60営業日以内に株主意思確認株主総会を開催するものとします。なお、事務手続 上の理由から、検討期間終了日から60営業日以内に株主意思確認株主総会を開催できない場合は、遅滞な く準備を進め、事務手続き上可能かつ合理的な最も早い営業日において開催するものとします。

株主意思確認株主総会が開催される場合、大規模買付者は、当該株主意思確認株主総会が終了するまで は、大規模買付行為を開始することができないものとします。

(3) 買付提案が変更された場合

当社取締役 会は、大規模買付者 が、検討期間開始日以降 に、買付提案について変更を行った場合には、必要 に 応 じ て 、 変 更 後 の 買 付 提 案 ( 以 下 「 変 更 買 付 提 案 」 と い い ま す 。 ) に 係 る 必 要 情 報 の 提 供 を 求 め る こ と と し、必要情報 として十分な情報 の提出があった日を新たな検討期間開始日として検討を開始 します。なお、変 更買付提案に係る検討期間開始日は、大規模買付者から変更買付提案に係る最初の情報提供があった日から最 大30営業日以内とします。当社取締役会は、上記(2)アと同様に、検討期間開始日から最大30営業日以内の検討 期間の間、変更買付提案を検討し、独立委員 会の勧告を最大限尊重して 、対抗措置 発動の必要性・相当性の有 無について決議を行い、当該決議の結果を公表するものとします。

3-4.大規模買付者への対応

(1) 大規模買付ルールが遵守された場合

■当社取締役 会が独立委員会の勧告を最大限尊重した上で、対抗措置 発動の必要性・相当性がないと判断し た場合

参照

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